いびきで突然死?こんないびきが危ない
危険ないびきの見極め方
いびきは時に、周りの人に迷惑をかけてしまいます。 もちろん、いびきをかきたくてかいている人はいないと思います。 いびきがうるさくて眠れないと、一緒に寝ている人の苦情が出るのもやむなしですね。 しかし、いびきがうるさいだけなら、まだ安心かもしれません。 なぜなら、いびきのかきかたによっては命に危険が及ぶ、危ないいびきもあるのです。 こんないびきは危ないということを知っておけば、いまの内に立てられる対策もあります。
どんないびきが危ない?
いびきはうるさいだけと思っていたら、少し考えを改めた方が良いかもしれません。 最悪の場合には、いびきをかいている本人が命を落としてしまうこともあります。 ではどんないびきが危ないのでしょうか。 いびきといえば、「グーッ」とか「ガーッ」という音が一般的ですね。 これは、空気を吸い込んだり吐いたときに、喉の粘膜がぶるぶると震えるために音が鳴るのです。 しかしこのいびきの音、規則正しく鳴っているのであれば、それほど気にすることはありません。 もちろんうるさいですから、気にするなといわれても気にはなりますが。
いびきが止まったら要注意
逆に規則正しく音の鳴らないいびきは注意した方が良いかもしれません。 睡眠時無呼吸症候群という言葉を聞いたことがあるでしょう。 睡眠時無呼吸症候群とはその字のとおり、寝ている間に呼吸ができていないということです。 呼吸ができなければ、体の中に酸素を取り込めませんから、脳や内臓などに支障をきたし、最悪命を落としてしまうわけです。 呼吸ができていない間はもちろん、空気が通っていませんから、いびきをかきません。 よくある症状として、大きないびきをかいた後、急にしずかになり、数十秒間呼吸をしていない状態が続きます。 急にいびきが止まって静かになったと思ったら、急に大きないびきをかいたり、空気が喉を抜けるような、「ヒュー」という音が聞こえたら要注意です。 呼吸がうまくできていないので、酸素が不足した状態になり、寝ている間に血圧が上がったり、脳卒中や脳梗塞になる危険があります。 異変に気付いたら呼吸ができているか確認し、できてないようなら声を掛けて起こしてあげましょう。 最悪意識がない、朦朧としているようなら、すぐに救急車を呼ぶようにします。
いびきを治すには
さて、では根本的にいびきを治すにはどうすれば良いのでしょうか。 もしあなたが肥満体型なら、肥満を解消した方が良いかもしれません。 もちろんいびきをかいている人がみな太っているわけではありませんが、肥満がいびきを引き起こすことはよくあります。 また急に体型を変えることはできませんが、横向き寝で寝ることでいびきをかきにくくすることができます。 というのも仰向けで寝ると空気の通り道が狭まりやすく、いびきが出やすいのです。 ですから今日この瞬間からいびきを治したいという人は横向きで寝ると良いでしょう。