肩こりにならない理想の枕の選び方
肩こりの原因は枕かも
肩こりは日本の国民病ともいわれ、男女ともに気になる症状の上位を占めています。 いくらマッサージをしても治らない、デスクワークだから仕方ないとあきらめているかもしれません。 しかし肩こりの原因が枕だとしたらどうでしょうか。 実は枕が原因で肩こりになることもあります。 たかが枕、されど枕、1日の約3分の1を占める睡眠の間、ずっと肩に負担をかけていると考えると、肩こりになるのも仕方ないと考えられませんか。 ですから実際に、枕を変えるだけで肩こりが改善することもあるようです。
自分に合った枕を選ぶこと
あなたはどんな基準で枕を選んでいるでしょうか。 インテリアになるようなおしゃれな枕でしょうか、それとも安いから買っただけの枕でしょうか。 あるいは高いからきっと良い枕だろうと百貨店で買った枕でしょうか。 実は多くの人が枕の選び方を間違えており、それが原因で肩こりになっていることもあるのです。 朝起きると首筋が硬くなって、肩が痛いとしたら、枕が合っていない可能性もありますね。 最近は枕の形状や素材もバリエーションに富んでおり、どんな枕が良いか迷ってしまいます。 しかしちゃんと自分に合った枕を選ばないと、肩こりばかりか頭痛、腰痛といった、さまざまな体の不調を引き起こす可能性があるのです。
高さが合っていないと肩がこる
まず大事なことは、枕の高さが合っているということです。 理想的な枕の高さは人によって異なりますから、自分に合った枕の高さを選ばなければなりません。 例えば高さのある枕を使えば、顎が引けて器官が狭くなり、呼吸がしにくくなりますね。 それに首筋が伸びて緊張してしまいますし、首や肩の筋肉が硬くなったり、血行が悪くなって肩こりを引き起こしてしまいます。 では理想的な高さの枕はどうやって選べばよいのでしょうか。 上の画像を見てみればわかりますが、理想的な高さの枕に寝ていると、顎、口、鼻、おでこのラインが真っすぐになっています。 逆に高すぎる枕は顎の位置が高すぎすり、低い枕は顎が引けて低い位置にあることが分かります。 実際に枕に寝てみて、理想的な顎の位置になっているか確認してみてください。 自分で確認できなければ、だれか他の人に確認してもらっても良いでしょう。 よく分からなければ、寝具を販売している店舗に行くと、専門家が自分に合った高さの枕を選んでくれますので、店舗に足を運ぶのもありです。 なお一般的な数値ではありますが、日本人の場合、理想的な枕の高さは女性で3センチ、男性で4センチ程度が合いやすいといわれています。 もちろん体型によっても変わりますから、やせ形の人はもう0.5センチから1センチ低く見積もっても良いでしょう。 一方で体格の良い人は、もう1センチ足してみると良いでしょう。
枕の硬さは寝心地と寝返りの2点で選ぶ
次に枕の硬さですが、こちらは寝心地の良さと寝返りのしやすさの2点から自分に合った硬さを選んでみます。 柔らかい枕は頭や首が沈み込んでしまいますから、頭や首が固定されて、寝返りがしにくくなります。 一方で寝心地が良いという人が多いのも柔らかい枕ですが、柔らかすぎる枕も考え物というわけです。 というのも寝返りが打てなければ、肩や首にかかる負担も1か所に集中してしまい、肩こりを引き起こしてしまうでしょう。 また寝返りが打てないと、温度や湿度を調整できませんから、不快指数が上がって睡眠の質が低下してしまいます。 一方で枕が硬すぎると、頭や首の位置が安定せず、また頭や首を圧迫して、筋肉が緊張状態になり、肩こりを引き起こす原因になります。 ですから寝心地が良く、なおかつ寝返りのしやすい、程よい硬さや弾力性のある枕を選んだ方が良いというわけです。 このように自分に合った枕の選び方はありますので、少し気を付けて枕を選んでみてください。 肩こりが思った以上に改善すれば、毎日の人生の質も向上するのではないでしょうか。